社会保険料の節約方法 Q&A

○質問

給与の総支給額を変えないで、社会保険料の額を下げる方法があると聞いたのですがそれはどんな方法ですか?

○回答

社会保険料の算定時に、月々の給与と賞与の算出手順の違いを利用した手法と思われます。

○解説

 社会保険料(健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料)は給与と賞与の両方にかかります。給与と賞与にかかる保険料率は同じなので、年収額が同じであれば、当然、年間の保険料は同じ額になると思えますが、実はそうではないのです。

 

社会保険の制度上、月々の給与には等級が付けられ、等級に応じた保険料が徴収されます。例えば290,000円と309,999円の報酬は、社会保険上は、同じ300,000円の等級として扱われ、同じ額の保険料が発生することになります。

一方、賞与は、ほぼ額面通りに扱われます。(端数の処理や高額の場合は上限があります。)

 

このため、報酬額×12+賞与額 つまり年収額を固定して、報酬額と賞与額のバランスを計ることで、年間にして数万円の社会保険料の低減が可能になります。

 

簡単に言うと、等級が変わらないように報酬額を上げて、その分賞与額を下げる、ということです。

恐らく、お聞ききになられた手法はこのことだと思います。

 

ただしこの手法には以下のような注意点があります。

・元からある程度の賞与を支払ってないと効果が得られない。

・あらかじめ賞与額が固定されることになる。

・賞与額が固定されている為、年俸制のような扱いになるが、年俸制は年俸額の12分の1を月々の給与の額として届け出なければならず、この手法を用いることが出来ない。

・毎年の報酬額、賞与額の設定が煩雑になる。

・算定基礎届の時期(4,5,6月)に残業代が多くあると、予定が狂う可能性がある。

 

実行することが出来れば年間数万円の保険料削減が可能になりますが、ハードルが高いため実行は容易ではないと考えられます。

実際に行われる場合は、十分にご注意ください。

 

コスト削減


上記についてアドバイスを希望していませんか?

まずはワンコイン相談にてお気軽にご相談下さい。

コスト削減
杉浦経営会計事務所

税理士法人

杉浦経営会計事務所

営業時間
8:30~21:00
(土日除く)
営業日
当社カレンダーによる

〒492-8139
愛知県稲沢市国府宮
神田町45番
TEL
0587-23-3100
FAX
0587-23-2558

コスト削減フェイスブック
カウンター

サイトNo.29

2017.4.27